●成田でずっこけ●
2003年9月24日。
結局、上京準備とサイト制作で徹夜した。トホホ、雨模様だぞ。ノートパソコンや荷物はコインロッカーに預けるつもりで、いつもの時間に電車に乗った…が、うっかり座って目をつぶってしまったのが運の尽き。1駅寝過ごした〜(T_T) 結局ロッカーに荷物を詰めこんで出社したらギリギリの時間になった。
午前11時半まで職場で雑用を片付け、外出のふりして職場を飛び出す。伊丹までバスで爆睡。チェックインして昼食を食べようとレストランに入ったが、鶏肉丼セットを半分しか食べられなかった。もったいない…。
伊丹=成田のフェアリンクは、驚くほど機体が小さかった。こ、これで墜落したら、nancixの裏稼業(報酬なし、出費ばっかり

)が明るみに出てしまう…。機内でトニーへのメッセージカードの清書をしようと思ったのに、雨のせいもあってか揺れるゆれる。何とかカードを書き終えたけど、成田に降りたときはかなりフラフラだった。吐き気〜。
気を取り直し、キャセイ便が到着するターミナルを確かめてシャトルバスに乗った。…こんなに遠いんですかあ、国際便到着ロビーって? 4階の出発ロビーで降りて階下に下りればよかったのに、それができない可能性を考えてバスに乗り続けて1階到着ロビーにたどり着いた。
ターミナルのボードを見てびっくり。香港からのキャセイ便が、30分も早く到着してる! アンディのときは2時間半も遅れたというのに! 周囲を見まわすが、配給会社の社員や政府観光局職員らしき人影が見当たらない。追っかけらしきファンもだ。ロビーに出てくるのは明らかにエコノミークラスの乗客ばかり。はぁぁ…遅かりしか。
それでも出てくる人の顔をチェックするのをやめられない。何だか乗客が「トニーが…」「梁朝偉が…」と言ってるような気がして仕方がない。幻聴か?(^_^;) 関西ののえさんらと、携帯でチャットのようにメールを交わしつつ待つ。
途中でTV局クルーらしきカメラマンと女性スタッフが到着。その後ろに若いスチールカメラマン2人も。もしかして…? 声がかけられない状態のまま観察する。「…3人で…」「いったん出てきたら声かけて、またここからここまで歩いてもらうから」と打ち合わせしてる。トニーの取材なのか…?
結局、ロビーに出てきたのは巨体の黒人男性ミュージシャンと黒服のボディガード2人だった。なーんだ…。ボディガードがエディ・マーフィーそっくりでMIBそのものの格好だったのが笑えた。スチールカメラマンは取材側が用意したサクラだった。派手に空フラッシュを焚き、派手ないでたちの日本人女性に歓迎の抱擁をさせてテレビカメラに収録してる。野次馬が「誰ですか?」と聞くと、撤収の準備にかかったディレクターらしき男が「ロバート・ヒルという世界的なミュージシャンだよ。フ○テレビで放映予定」と答えていた。世界的…いろんな「世界的」がいるもんだ。サクラ使うような有名人じゃあ、トニーとは格が違いすぎるなあ。
結局午後5時半の便まで到着ロビーで待って、いさぎよくあきらめることにした。nancixが間に合わなかった便に乗ってたかもしれないし、JALかANAに乗ったのかもしれないし。でも、到着する香港台湾からの便の乗客には当然ながら広東語を話す人々もいて、たとえようもなく懐かしかった。
「ふるさとのなまりなつかし 停車場の人ごみの中に
そを聞きに行く」啄木
ってか。何だか変だな、香港に住んだこともない日本人が広東語を懐かしいと思うなんて…でも心に広がるこれは、確かに懐かしさなのだ…。
にきんこちゃんが携帯メールで「もしよかったら、新宿で飲茶食べ放題しましょう」と誘ってくれたので、気分転換に行くことにする。成田エキスプレスで東京へ。爆睡…するつもりが、多動傾向と見られる子どもが奇声を上げつづけ、背後の席で中国語(台湾語か潮州語?)で話し続けるおっさんのせいで意識不明になれなかった。
にきんこちゃんが教えてくれたのは、新宿東口すぐのSHUN KAN 7階「飲茶バイキング 九龍點心」だった。このSHUN
KANのフロアは、梅田のイーマビルレストランフロア以上に内装に凝っていて面白かった。でもバイキングのシステムと味は、ヨドバシカメラ梅田店階上の「香港蒸籠」と一緒だったなあ。
携帯が鳴りメールが届く中で、JR両国駅すぐのビジネスホテルにチェックインしたのは、午後11時近く。ここは光回線使い放題というから選んだのだ。メールと携帯電話でしばし、忙しく連絡取り合った。「いま国際フォーラムの前に行ってみたけど、入れないようになってる」とishiさんと香港ポリスさんが連絡くれた。明朝が勝負だなあ。
ノートパソコンでメールチェックしていると、何と22日に成田で空ぶりしたRさんから再びメールが来ていた。今日も成田に駆けつけてくれ、トニーを確認したというではないか! それもnancixが到着したほんの数分前! Rさんは1人で、トニーにファンレターを渡して握手してもらえたという。しばし、ボーゼン。頭の中にはマンガの「ガーーーーーーン!」という書き文字しか浮かばない。事前にRさんと携帯電話番号を交換していれば…? しかしどうあがいても、機内で駆け足しても、フェアリンク便があれ以上早く成田に到着したわけじゃなし…。
あああ、nancixはいい年して何してるんだろう。衝動的行動は、何の実も結ばないってこった。ホント、ずっこけである
。しかしこれで少なくともトニーは東京に実在していることが確認できた。思いつく限りの人に「トニー来日確定」と連絡網を廻し、明日の決戦に賭けることにする。我々の決戦の場・巌流島は、東京国際フォーラムAだ!
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