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■「インファナル・アフェア」公開記念■

出演中のトニーとアンディ

 「鳴り物入りで来日したって、アンディ&トニーの2人で『徹子の部屋』や『おしゃれ関係』みたいなトークショーに出てくれるわけじゃないのね」とガッカリした方。そんなあなたのために台湾版「徹子の部屋」日本語訳をお届けしましょう。

  「小燕有約」は台湾・東風衛星テレビ局の、台湾版「徹子の部屋」。トニー&アンディ出演の回の放送は2002年12月13日でした。日本では2002年12月16日(月)午後2時から、スカイパーフェクTVの楽楽チャイナ784で放送されました。ほとんどが北京語です。日本語字幕はなかったです…。

 張小燕は東風衛星テレビ局のゼネラル・マネジャーであり、台湾芸能界の3大巨頭の一人といわれる偉い才女。60年代の歌手兼映画スターだったグレース・チャンこと葛蘭と少女時代に共演していたほど、長い芸歴の持ち主でもあります。まだ新人で緊張しまくっていたテレビタレント時代のトニーに「笑って。カメラに向かって笑いなさいな。私たちみんなが、あなたの笑顔を見たがっているのよ」と優しくそそのかして絶品の笑顔にさせた……そんな逸話もあるそうです。だからこそ、カリーナ・ラウも2003年1月21日に出演したほどの絶大なる影響力を持っているのです。

 収録時、トニーは白Tシャツの上に長袖の白ジップパーカー、色の抜けたブルージーンズというラフそのものの格好。アンディは黒の上下(スーツ?)の中に白セーターを着ています。司会の張小燕は襟に金の縫い取りがある派手な赤いブラウスにロングスカート。ソファに座ってくつろいだムードを演出しています。トニーはいつものようにちょこんと浅く座り、アンディもつられたのかおとなしめ。2人とも、
北京語の単語を思い出せなくて、どもったり一瞬考え込むシーンも見られました。
 アンディは当時係争中だった共同出資者との訴訟のせいか、あまり積極的に話そうとしませんでした。勢い、前半の話題はトニーに集中。トニーは懸命に共演した2大女優のフォローをしようとするのですが、話せば話すほど墓穴を掘っているという気もしないではないです(^_^;)
 導入部は、2人のデビューから今までの人生観の違いを浮き彫りにしていきます。


































小燕: 今日の「小燕有約」は、星(スター)の輝きでキラキラしているといえます。とてもとてもホットです。これは一つの得がたいチャンスです。なぜならこの映画の上映のために、あるグループの人々が大集合してくれたからです。私たちは今日誰が来てくださるか、ちょっと看てみましょうね。
(「インファナル・アフェア」予告編台湾バージョンが流れる)

小燕:4千万香港ドルという費用を費やし、全香港のステージ上とバックステージの精鋭が集合し、全力投球で「無間道」が撮影されました。強力な陣容は、本当に近年では見ることが難しいものです。「五虎将」を継ぐアンディ・ラウとトニー・レオンにとっても、11年(実際は9年ぶり)を隔てての再度の共演です。加えて実力派のアンソニー・ウォン黄秋生とエリック・ツァン曾志偉も共に出演しました。4大影帝が破天荒にも同じステージで共演するのです。まだ正式上映される前から話題の的になるのもおかしくありません。これは黒社会(マフィア)を描写するだけの映画ではなく、警察との間の物語です。しかし愛情の部分では、サミー・チェン鄭秀文とケリー・チャン陳慧琳を招き入れて、二人の男性主役に配しています。さらに人気アイドルのエディソン・チャン陳冠希と「愛情白皮書(あすなろ白書台湾版)」を撮影し終えて台湾から香港に戻ったショーン・ユー余文楽が、それぞれの青年時代に扮しています。アンディ・ラウとトニー・レオン、加えて初めて銀幕に躍り出たエルバ・シャオ蕭亞軒。今日の「小燕有約」では「無間道」の数人の主要俳優を迎えて、この年度初めの重要な映画についてお話したいと思います。

小燕:今日は本当に得がたい機会です。このお二方に、同時に「小燕有約」のソファーに座っていただくのですから。私たちは歓迎いたします、トニー・レオン、アンディ・ラウ!!(自分で拍手する)
 ガラス戸からトニーとアンディ入場。トニーは神妙な顔ながら、小燕さんを看てニッコリ。後に続くアンディ、自分で軽く拍手。
小燕:お久しぶりねえ〜。
トニー:こんにちわ、小燕お姉さん。
小燕:(アンディに)はーい、またここに来てくれたわね、小華有約(笑)
アンディ:そうですね。
 トニーはソファー前に陣取るが、アンディは小燕さんと握手、軽く右頬にキッス。ニコニコ笑って看ているトニー。小燕さんはトニーとも握手。
小燕:(トニーに)こんにちわ、こんにちわ。お久しぶりね、どうぞお座りになって。
 アンディ、腰を下ろす。トニーも続く。
小燕:これは本当に得がたい機会だわ。私の目はこんなよ。(目の前で両手をプルプル、ひゅーっと声出す)「鹿鼎記」にフラッシュバックしちゃうわ。
 トニー、あはははと声出して笑う。アンディ、軽くうなずく。
小燕:あれはもう随分前のことね
 トニー、すがるようにアンディを見やる。見つめ合う2人。
トニー:86…
アンディ:86、86…
トニー&アンディ:(二人で異口同音に)85年か86年の頃です
小燕:これは一つのとても神奇的よね。私はこの映画「無間道」を知ったとき、彼ら2人が青年時代から知り合いだった、それから成長した後こんなふうになったと(映画が)描いているわね。
 ニコニコしながら軽くうなずいているトニー。話の内容を理解しようとしているアンディ。
小燕:それで私は思い出したの。実生活の中で、あなたたちも実は若い頃から知り合っていたでしょう。
トニー:そうとも言えますね。
 アンディ、ニッコリして聞いている。
トニー:テレビの頃からもう共演していたし。
小燕:その頃は何歳だったの?
アンディ:その頃は、20歳か。(とトニーを見る)20歳以上、21歳ぐらい。
トニー:知り合ったのは…僕らが知り合ったのは22歳だ。
アンディ:23歳のとき
トニー:うん
 2人の声が交差して、どっちがどう言ってるか聞き分けられないほどです。
小燕:2人ともウブな子どもだったのかしら?
トニー:(ニコーッとして)ウブな子どもでした。
小燕:まだ有名じゃなかったの?
トニー:有名でしたよ。デビューしたとたん有名でした。(自分で照れ笑いして頭のてっぺんあたりを掻く)
小燕:ええっ?(笑う)
アンディ:(笑いからすぐに立ち直り)僕らは…
小燕:どうしようもないのね
アンディ:(笑いながら)天生のです。
 小燕、けたたましく笑い続ける。
トニー:演技が大好きだから、(キャリアを)始めたとたん飛び出せたんです。人に与える印象がとても深かった。観客に与える印象がとても深かったんです。とても深くて、彼ら(観客)は思ったんです。この人間は何でも演じられるようだと。
小燕:あなたの最初のドラマはどんなものだったの?
トニー:「香城浪子」です。
 本当は"連続ドラマ初出演"がこのドラマなんだけどね、トニー?
小燕:(アンディに)あなたは?
アンディ:僕が最初に主人公を演じたドラマですか?
小燕:いいえ、最初に演じたものよ。
アンディ:最初ですか。最初に演じたのはあれでしょうね、「英雄出少年」。その中のカンフーを学ぶ弟子の一人でした。(と胸の前で手を合わせてみせる)
 まだ訓練班にいた頃のトニーも、このドラマに出てたはずなのです。
小燕:そのときはあなたたちは知り合ってたの? あなた(アンディ)は彼(トニー)より先?
 トニーも口をはさもうとする。
アンディ:(どもりながら)僕がそれを撮っていたとき、彼はちょうど訓練班にいましたよ。
トニー:そうです、彼は僕より1年早かったから。
アンディ:僕は彼より1年早いんです
小燕:だからあなた(アンディ)は一歩早く学んだのね?
 二人、同じようにうなずく。
小燕:はあ…(ため息)でも私は(トニーを)相変わらず天真爛漫に感じるわ
 トニー、ニコーッと笑う。アンディも同意するかのように微笑む
小燕:あなたたちはこの(映画中の)2人のようじゃないわ。1人はますますカッコいいし、あの1人はまだこんなふうだし。あの頃私はあなた方がどんなドラマを演じてたか覚えてるわ。あなた(トニー)は警官を演じてた。
トニー:警官…(ちょっと考える)
小燕:それも若い警官よ
トニー:「新紮師兄」ですか
小燕:そうよ、何も変わってないじゃない!
 トニー、照れ笑い。
トニー:変わりましたよ、たくさん変化がありました
アンディ:そうです
 アンディ、小燕に同意するように笑いながらうなずく
小燕:(こめかみを両手で少し押さえ)あれからどれくらい長い年月が経ったのかしら
トニー:(微笑んだまま)
アンディ:(腕組みして)大体10数年から…20年ですね
トニー:そうだね
小燕:実際のところ、香港芸能界で、あなたたちは一緒に何かしたことがあったのかしら
トニー:そうですね、とても少ないです。だから僕は今回がとても面白いと思ったんです。なぜならずっと(一直の北京語を思い出せずどもるトニー)…以前に華仔と共演したときも、もうとてもいいなあと思ってたし。なぜならみんなもプロフェッショナルで。もしもみんながとてもプロフェッショナルだったら、一緒に撮る映画がとても面白くなるんです。
小燕:とても堪能できることなのね。
トニー:そう、そうです。なぜならその他のことを何も心配しなくていい、直接、完全に演技に打ち込めるから
小燕:あなたたち2人の歩んできた路線は全然違うわね。違うのに2人ともとても有名になった。ただあるときはとても似ていて、あるときはとても異なる境界にいる。
トニー:うん
 アンディは腕組みをし、トニーは少し体をアンディ側に傾け、足の間に両手をはさんで聞いている。
小燕:私は昨晩、実はこう思っていたの。私がもしもアンディ・ラウだったら、
アンディ:はあ
小燕:私はとてもトニー・レオンをうらやんだかもしれない。でも私がトニー・レオンだったら、私もアンディ・ラウをうらやんだかもしれない。
 無表情なアンディ、口を一文字に結んで聞いていたトニー、あはははと小さく笑う。
小燕:どうかしら、私がトニー・レオンなら、私はとてもアンディ・ラウをうらやんだかもしれない? よく演技できて歌も歌えて、またダンスダンスダンス!もできて(座ったまま上半身を激しく上下させる小燕さん)
 アンディ、声上げてうははっと笑う。
小燕:(けたたましく笑ってから)でも私がもしアンディ・ラウだったら、私はトニー・レオンをとてもうらやんだかもね? (アンディに)あなた彼を動かそうとしても動かないのを見た?
 ニヤニヤしたまま、両手を胸の前で組んでいるトニー。核心突かれて少しだけ緊張?
小燕: 表情も変えないで、煙草を吸うだけで影帝になれるんだもの!
 トニーはアハハハ…と笑ってちょっと目を伏せる。
小燕:体だけでお芝居してる。彼は頭から足まで(全身で)雰囲気を出すのよ。
アンディ:(腕組みしたまま、少し首をかしげて)うん、僕は…(トニー、両手をもみもみしながらちらりとアンディをうかがう)どの人もみんなその人なり(のよさがある)だと思うよ
トニー:うん、そうだよね(微笑んでアンディを見つめる)
アンディ:違う路線があるんだ。
小燕:私はあなた方2人はとてもすごいけど、またとても違うと思うの。
トニー:とても違うよ、とても違う。
小燕:そういうのがとても奇妙なの。
アンディ:僕らは同じ場所から歩み始めた。(トニーを見る。うなずくトニー)でも僕らが歩く…
小燕:だんだんと歩くのが異なってきたのね。
アンディ:(両手を水平にそろえて見せ)また同じ事情が僕らを配合できたんだ。
トニー:平衡だ(と助け舟出す)
アンディ:平衡にさせたんだよ。僕らはこんなじゃなかった。(と手を前に後ろにと動かす。追いつ追われつの意味?)だんだん遠くなることもなかった。(と片手だけ上昇気味に)
小燕:だんだん遠くなることもなかったのね?だからそれがとても奇妙なの。
 何となく面白くない顔の2人。
小燕:だから2人とも香港にいるのに、違う場所でそんなふうに撮影をして。実は普段でもいつも一緒にいるとは限らないんでしょう?
トニー:うん、多くない多くない。
 2人で一緒に首を振る。トニーは左耳の耳たぶを無意識に触る。
小燕:(笑い声を上げて)多くない多くない、親しくない親しくないって(2人のそっくりな仕草を冷やかして大笑いする)
 アンディも大きく口を開けて笑う。
トニー:(座り直しながら、真剣な顔で)そうじゃないよ…なぜなら僕が芸能界の中の人と一緒に遊ぶことが少ないからなんだ。
小燕:芸能界の人と一緒にいることが少ないの?
トニー:撮影してないときに、もしもまた一緒に…映画人と一緒にいたら、根本的にその役柄から離れる時間がないんだ。
アンディ:そうだな、僕が覚えているのは…本当にみんなで約束して食事に出かけたのは…もう…あのときだけじゃないかな、ほら…(と無意識にトニーの左ひざを軽く叩いてつかむ)「欲望の翼」のあのときだよ。王家衛が、僕らみんなを連れて出て食べに行ったあのとき。
 ああ、と大きくうなずくトニー。
アンディ:あの一回だけなんだ
 小燕、驚いたのかとっさに言葉が出ない。
アンディ:その後、表彰式でも出会った。表彰式だけだ
 ちょっと気弱な笑みを浮かべてアンディを見つめるトニー。全然覚えてなかったのかも。
小燕:だからあなた(トニー)は私たちと(アンディとの親しさは)大して変わらないのね
アンディ:彼は僕らとは多くないんだ
 小燕、けたたましく笑い出す。
トニー:それに僕自身は比較的…(どもる)
小燕:あなた(アンディに)が毎回映画を出すときは、私たちも会えるかしら?
トニー:(真顔で)そう、僕は孤独癖のある方で…僕は本来どんな友だちもいないんだ。本来は一人ぼっちが好きなんだよね(とニッコリする)
小燕:(アンディに目配せ。トニーは)変よね?
 アンディ苦笑、トニーも笑って左手で頭を掻く。
アンディ:そうじゃないよ。誰でも自分自身を選ぶものだよ(無意識に左手を首の後ろに)
小燕:彼自身の生活スタイルをね。
アンディ:そうだ、多くの人が、多くの人も僕に尋ねたよ。君はどうしてそんなに多くの金を稼いでるのに、君の部屋はどうしてこんなに汚いのかって。(小燕、クククと笑う)それから君の食べてるのもパンぐらいなもんだって。でもそれで、僕はとても嬉しいんだ。毎日、絶対に、どれだけ時間が経過しても、お金を儲けても以前と同じなんだ。絶対にみんなが好きなものは、同じじゃないんだよね。

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2人の基本プロフィール

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アンディ・ラウとはどんな人物か?

共演作映画を振り返る
欲望の翼(90)
中環英雄(91.03、未)
蒼き獣たち(91.07)
反斗馬[馬留](93、未)

TVBドラマでの二人
猟鷹(82)
鹿鼎記(84)

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馴れ初め、コンサート、歌のこと
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台湾トークショー「小燕有約」
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マギーとフェイ、"潜入"について
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