2人の基本プロフィール
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アンディ・ラウとはどんな人物か?
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中環英雄(91.03、未)

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馴れ初め、コンサート、歌のこと

アンディ・ラウを知るお勧め映画
台湾トークショー「小燕有約」

2人の過去と違い

アンディの人生観の変化

マギーとフェイ、"潜入"について

若手3人登場
インタビュー集

アンドリュー・ラウ監督

アンディ・ラウ

トニー&アンディ
「ハードボイルド」と比較研究!

酷似の人物相関図

徹底比較!阿浪vs阿仁

2人のトニーの演技合戦!!
「無間道II」情報

登場人物紹介とあらすじ
2003.12.香港潜入記

嘉禾港威で「3」初見!

上環のあのビルで黙祷せよ

冒頭の寺院に立て!

あのオーディオ店を探せ
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■出発前
12月17日。一人旅なので、格安フリータイムツアーを利用しても1人部屋利用だと結局高くつきそう。ホテルもネット接続ができるホテルを選びたいし…そこで、今回はインターネットをフルに駆使。ホテルは「ホテル予約@香港」を利用、格安航空券はYahoo!Japan経由で価格を調べ、関空発のキャセイパシフィック航空・深夜便が予約できる「アルキカタ・ドット・コム」を利用することにした。ホテル予約@香港はホテル指定もできるし、料金で相談もできる。支払いは銀行振り込みもコンビニ決済もOK。nancixは同じ銀行に口座があったので、銀行振り込みにした。
ただ、問題はなぜか、お目当てのサウスパシフィック・ホテル南洋酒店の、17日分が満室で取れないといわれたこと。たった5時間ぐらいしか滞在しないのにぃ〜〜 。寝るだけなのにぃ〜 。
それも職場なので、どのホテルなら便利か、検索する暇がない。深夜到着だし、尖沙咀側の方がいいだろうなぁ…仕方ない、とっさに思い出したカウルーン・ホテル九龍酒店にしてもらった。9000円…。サウスパシフィック・ホテルよりも1500円ぐらい高い。5時間ぐらいしか滞在しないのにぃ〜〜 。寝るだけなのにぃ〜 。うるるるる〜。
時間があれば書類を郵送してくれるそうだけど、今回は5営業日を切ってしまったので、予約確認書(バウチャー)をメールのpdfファイル添付で送ってもらった。アルキカタ・ドットコムも、届いたメールをプリントアウトして関空で見せ、航空券を受け取った。緊急取扱手数料がなければ、4万円台で済んだんだけどなあ。それでも2ヶ月前ぐらいまでに、JTBだのキャセイ・パシフィック航空の「ホテル&エアー」だのに予約していた昔と比べれば、格段に楽だ〜。
レンタルスーツケースは、もう10年ぐらい神戸三宮の「レンタクロース」を利用している。自宅が狭く、スーツケースを収納する場所がないし、手入れを考えると1回ごとに借りた方が楽ちん、という無精な理由である。自宅まで集配してくれるし。
今回は中サイズを予約。「お得意さんだから」と、キャリーハンドル式ピギーバッグタイプのサムソナイトを用意してくれた。
前夜に荷物詰めして、いつもより早くに家を飛び出す。JR大阪駅西出口側のコインロッカーにスーツケースとスポーツバッグを押し込み、何くわぬ顔で出社。今回はキャセイ航空ホームページから、キャセイの
「notiFLY オート・メッセージングサービス」に登録した。3時間前に該当便が定刻通り飛ぶか飛ばないかを携帯メールで送ってもらえるサービスだ。結局、空港バスに乗ってからメールが来たけど。これが帰国便でも利用できるといいんだけどなあ、日本でも香港でも使える携帯電話を持ってて。
■12月17日午後6時(日本時間)
定時すぎに職場を出て、コンビニ弁当を空港バス待合室で平らげて、バスに乗った。爆睡〜。
8時40分ごろ空港に到着。キャセイパシフィック航空CX2053便は、関空を午後10時30分に出発した。ガラガラに違いないと思っていたのに、フィリピンかどこかに乗り継ぐ外国人男性グループもいて、結構満員に近い。すばやく「成報」をGETして席に着く。新聞を開いたら「地下鉄」の全面カラー広告がお出迎え! ほおずりしたいぐらい、赤いセーターのトニーがキレイ!

機内ではなんと、「地下鉄」と同じ原作者ジミー幾米の「向左走、向右走(絵本の邦題は君のいる場所
Separate Ways)」を見られた! とはいえ、最初の20分を見逃したのだけど。
…ふーん、台湾の男女の物語を、香港スタッフが撮ったのね。バイオリニストの金城武と、詩が大好きで翻訳の仕事をしているジジ梁詠[王其]ちゃんの物語。学生時代のある夏休みに1度出会ってはいるのだけど、学生番号の763092と784533、としかお互いのことを知らない。再会して交換した電話番号は、水溶性インクのために雨に濡れて読めない。
原作以上に数字にこだわる習癖は、ウォン・カーワイ王家衛に倣ったものですか?
すれ違い、またすれ違いの連続…はいいんだけど、恋のジャマをする食堂の女の子と、思い込みの激しい医師の振る舞いが図々しいにもホドがあるし、実に騒々しい…。原作ムードぶち壊し。
で、ネタをちょっとだけばらしちゃうとですね。大地震がクライマックスを飾るのですわ。阪神・淡路大震災の一応被災者としては、こういうクライマックスは生理的に受け付けないのです。残念だなぁ。後で原作絵本を入手したけど、この絵って地震じゃないよ…ガックリ。
やっぱり、男くさくて皮肉っぽいのが身上のジョニー・トー杜[王其]峰と韋家輝に、メルヘン・ラブストーリーは無理だったんじゃないかなあ。
首をひねりながら仮眠。目覚めて外を見ると、雲の上に出ていた。目に染み入るような一面の星空! じっと暗闇に目を据えると、後からあとから小さな星が湧き出すようなのだ。すごい、すごい! 星座どころじゃない数の多さ! トニーもヨーロッパや米国、オーストラリアに行くとき、こんな星を見たことがあるのかなあ。感動しながら長い間、星を眺めていた。
CX2053便は午前1時50分、無事に香港国際空港に到着した。税関もスイスイ。問題は両替だ。空港からは終夜バスが出ていて、オクトパスカードで乗れるとして、もしも尖沙咀で変な場所に下ろされ、タクシーに乗らなければならなくなったら?
心配することなかった。到着ロビーの、エアポートエキスプレス駅に面した並びに、スタンダード・チャータード銀行のATMや、Travelexの自動両替機があった(http://www.hongkongairport.com/eng/aguide/popup_foodshopmapl6.html)。とりあえず1万円を両替。この日のレートは1円=0.0663香港ドル。勇躍、ホール右のバス乗り場に向かう。自動両替機並びのセブンイレブンは終夜営業だから、オクトパスカードの残額が不安なら補充もできる。
バス乗り場に着くと、もう尖沙咀行きの深夜バスN21が到着して、同じ便で着いた客が乗ってる! 早足で何とか間に合った。オクトパスカードで23ドル支払い。
バスは一路、香港都心部へ。寝ようと思ってたけど、よく揺れるんで寝てられない。いよいよプリンス太子近くまで来たとき、他の白い2階建てバスが真横に並んだ。あーっ! 向こうのバスに液晶テレビが取り付けてあるのだが、そこに映っているのはまぎれもなく「地下鉄」の予告編!
(加藤みどりさんの声で)なんということでしょう! 信号待ちの間、たっぷりと映像を堪能させていただきました。まさにこれこそ、香港がnancixを歓迎してくれている証拠!(そうかぁ?)いやー、さいさきいいぞ〜この旅は!

と思うや、2階建てバスが去った後の窓の外を見て、nancixは目を疑った。バス停が! バス停に「無間道3:終極無間」のディスプレーがこれでもかこれでもかと、ライトアップ付きで!
そのときはすぐにバスが動き出したので撮影できなかったのだが、後にコーズウェイ・ベイ銅鑼湾などでたっぷりとその雄姿?を堪能させてもらえることになるのである。
バスはなんと、ネイザンロード沿いの、重慶マンションのすぐ手前で停止した。なんだぁ、九龍酒店には通りを横切ったら行けるじゃないの(T_T) あわてて両替することなかったんである。
音を立ててスーツケースを引っ張り、深夜のホテルへ信号を渡って…と思ったら、何と。チムシャツイ・イースト尖沙咀東の辺りは、火車ことKCR延伸工事のためあっちこっち改修中なのだが、九龍酒店周囲まで工事の囲いがあって、大回りしないと入れなくなっていたのである。車があまり通らないからいいようなもんの…ヒヤヒヤしながら中へ。フロントにはきびきびとしたお姉さんがいた。夜勤ご苦労様です。「チェックアウトは何時にしますか?」と聞かれて、とっさに「正午」という広東語が出てこない。「12時でいい?」と英語で聞かれてやむなくうなずく。はぁぁぁ、ダメだぁ。
荷物ほどきもそこそこに、シャワー浴びて寝ました。午前3時すぎだったと思う。
▲TOP
■12月18日午前8時15分(香港時間)
朝だ。なんで午前8時すぎにバッチリ目が覚めちゃうんだよぉ。チェックアウトは正午なんだから、まだ寝ててもいいのに。しょうがないので荷物詰めし、いつでもチェックアウトできるようにしておいて、午前10時には朝食+朝刊+映画館前で上映時間チェックのため、外出。
セブンイレブンで朝刊を買い、香港最初の食事は、廣東道でのお粥にした。「皮蛋痩肉粥」に油條を付け、時菜(季節の野菜)ゆでオイスターソース掛けを注文。「菜(チョーイ)」の発音が悪くて通じず「チョォーイ、だ!」とおじさんに教育的指導を受けて、さっそくへこむ。でもまあ、教えてくれるから香港人は親切だ。
いったん嘉禾港威戯院(Gorden
Gateway)の前まで行ったが、道路清掃の放水中で柵を設けてあり、近づけない。映画館の建物自体が開いてない様子。しょうがないので、パークレーンをとことこ歩いて佐敦駅前のネイザン・ロード229「周生生珠寶集団」へ(要パスポート)。
もー90年代にレスリーファンの友人に教えてもらって以来、尖沙咀での両替はここでしかしない。レートがどのくらいいいのかわからないけど、平日も休日も午前10時〜午後10時まで開いてるんだもん。ただ、この店以外の支店だと、両替はやってくれないんだけどね。この日のレートは1円=0.07150香港ドル。結構いい方じゃないでしょうか?
帰り道はパークレーンから九龍公園を突っ切った。公園内から香港人の友人に、携帯電話で連絡。だがバッテリーがすっかり古くなって、ぶちぶち切れまくり…「また電話する」と伝えるのが精一杯だった。
公園からロイヤルパシフィックホテル&タワーへの通路へ抜けた。後で「地下鉄」を見て気づいたのだが、ミリアムがトニーの結婚相談所で紹介してもらった?周さんと会うつもりで待っていて、トニーがその姿を見かけてやましくなってデートする…その場所がこの通路だったのよね? 違うかな。違ってたらごめんなさい。
で、再び嘉禾港威戯院の前へ。
「無間道3」看板がどーん。はぁあぁうぅ………ヤン〜〜!たとえ睡眠不足と過労で目が腫れていても、あなたはあなたなだけでいいのよ〜!

ポスターの下に時間表が張ってあった。うん、12時15分上映開始だ。カウンターに人がいる。ホッとしてガラス扉に、手を…あれ? カウンター隅にいる、小柄な男性は…
金髪だし…黒ずくめだし……。

サムボス〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
いや、エリック・ツァン〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
いやもう、まんま映画のまま。ていうか、こっちはヤンと化して(ヤバイ! 気取られる! 正体を知られたら!)とパニクッた。正体って……何の正体?(^_^;) 単なる日本人観光客じゃないの(^_^;)(^_^;)
こっちに気づかないうちに、ガラス越しにフラッシュなしで隠し撮り。いやいや、そんな卑怯な真似だけをしてはならん。「恐れ入りますが、写真を撮らせていただけますか?」という広東語を思い出し、試しに聞こうと思って、ガラス扉を押してみたけど、押しても引いても開かなかった。エリックはヒマそうで、カウンターのおばちゃんに何かちょっと言って、カウンターの上に置いたカラーの長細いカードみたいなのを見ていた。男女モデルかタレントの名鑑カード…かなぁ?
まもなく、奥から若い衆…いや古惑仔…いやいや、黒ずくめの部下たちと、派手な赤いチェック柄コートの長身の女性が現れ、エリックと合流した。…娘さん?じゃないよねえ…。一家集合写真をネットで見たことあるけど、こんな長身で鋭い顔立ちじゃなかった。きっと目をかけていて、これから売り出そうとする新人タレントだ。そういうことにしておこう(^_^;) するとこのビルの奥か上階には、ゴールデンハーベストの事務所でもあるんだろうか?
若い衆が中から鍵を開けて、一同が出てきた。エリックと目が合ってしまった。思わずニッコリして会釈、そして…なんでだかわかんないけど、敬礼してしまった。あーーー何やってんだろー。エリックのパパが元は警察官で、警察のサッカーチームのコーチから全香港ナショナルチームのコーチになったと聞いたことが潜在意識にあったからかなあ。
エリックは(…ただの映画ファンかな)と納得したみたいに軽く頭を下げて、隣のビルに入って行った。ふぅぅ、緊張したぁ。以前、金像奨会場から出てきたときは中年女性の付き人と2人きりだったし、ニコニコのTVタレントモードだったから、思わず握手させてもらったけど〜。
まだチケットは売ってもらえそうになかったので、そのままホテルに戻り、チェックアウト。荷物をフロントに預けて(日本人女性がいたので助かった!)、嘉禾港威戯院へ。ロビーに入ってみると、ああああ〜っ、「地下鉄」のトニー&ミリアムの等身大全身パネルが! 写真撮りたい…でもダメだろうな…。「無間道3」はシアター1だった。チケットを指定し(I−13!…だが、後でシナリオ集を見直したら、サムボスの席はL−13だった。失敗したぁ)、中へ。……何だかやっぱり「インファナル・アフェア」で登場した映画館は、このシアター1だと思える〜!
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■12月18日午後12時15分(香港時間)
ワクワクしながら「無間道3」初見!
客はさすがに、平日午前中とあって5、6人程度。男性率高し。予告編の前に、ギャツビーのCMが! 本木雅弘クンが「幸せなら態度で示そうよ〜」〜を広東語で歌い、モヒカン頭をパクパク開閉してました(T_T) ひえー、こんなのを見られてるんだ、トニーたちにも…(T_T) 恥ずかしいよぉ。

予告編は「安那興武林」と「新ポリスストーリー」を見られた。「安那和武林」はミリアム・ヨン楊千[女華]とイーキン・チェン鄭伊健が主演。ミリアムのお師匠様は、懐かしや、倉田保昭師父です。何だか、正統派で気功まがいに人をぶっ飛ばす強ーいミリアムに対し、イーキンは近代的?な邪道で勝負するみたいな。その他には多彩なゲスト(小物)が登場して、「しょーもーなーーー」と思わずつぶやきたくなる、ベタなギャグ満載のバラエティーかも…。
「新ポリスストーリー」は、成龍はいいから、もっとニコラスを映してよぉぉぉ!(暴言)とからみたくなりました。久々スクリーン復帰のチャーリー・ヨン楊采[女尼]は、「楽園の瑕」のときのあどけなさ、たおやかさが抜けて、美人ではあるけど何だか別人みたいでした。
そして、本編開始。もう「インファナル・アフェア」映画とDVDで見慣れた「基本映画」のロゴと、あの音楽が流れるだけで滂沱と涙があふれそう。ふーん、天津の映画制作会社と合作なのね。来年の台湾金馬奨のノミネート対象にしてもらえるかしらん?
暗闇に、いきなり「阿仁! やめろ! 止めろ!」と野太い声が響き渡る。ソー強の緊迫した声だった。サウナ内で横たわり、うなってるような男たち。茫然と突っ立っている他の客。
そのなかですっくと立ち、金属棒(どっからそんなものを〜)を握り締めてスローで振り向くのは…あきゃあああああ、やっぱり、ヤン〜〜! ひげがない〜〜〜! 「Xファイル」じゃないけど、「2002年5月(陳永仁殉職6ヶ月前)」の文字が浮かび上がる。
殉職○ヶ月前……ううううう…そうよねえ、彼の命運はもう決まっていて、決して変えられないのよねえ… 。
そして、降下していくエレベーターに仏像や仁王像?がだぶり、キャスト名(わっトニーの名前がアンディより先! 横一列で梁朝偉、劉徳華、黎明と!!)、スタッフ名が続き、チーンと音がして、エレベーターから出て来るのは…2003年10月(陳永仁殉職10ヵ月後)のラウなわけです。編集、実に巧い!
最後まで何度も身を乗り出し、ラウの○○ぶりには思わずのけぞり、あっという間にラストへ。はぁぁぁ、そうかぁ…何だか予想以上に、全編がヤンの影に覆われていて…。判官びいきは日本人だけかと思っていたけど…香港人もそうなのかぁ…。でもまだ、細かい部分が把握できなかったので、絶対もう一度、いや2度は見ようと誓ったことでした。
さて、今日の潜入任務はこれで終わりではないのだ。ふっふっふっ。せっかくわざわざ好きこのんで嘉禾港威戯院に来たからには、アレをしなきゃ、アレを。
前のスクリーン脇の出口(右!)から出ようと立ち上がった。ところが劇場係員が手振りで(後ろから出て、後ろ!)と指示する。えーーーーっ、せっかく日本くんだりからこの映画館を選んで来たのに、ダメ? 絶対?
強行突破する勇気はないので、映画館後ろから出ました。ちぇーっ。振り向いて撮ったのが、右下の画像。ここをヤンが通ったんだなぁぁぁ。
あの洋画ポスターが貼られた長めの廊下はなく、すぐに出口へ。

ま、ここからでも例の場所に出られたわけですけど。そう、例の場所ですよ。シナリオ風に言うと
Sc:18 時:夜 場所:映画館、緊急通路 人:ラウ、ヤン
ヤンはラウを追って通路を出る。通路には幾つもの分かれ道があり、迷宮のようである。ヤンは早足で歩き、足音とドアを開ける音を耳にする。ヤンはあえて謎の人物に接近しようとはしない。
ヤンはゆっくりと歩き、左の出口のドアがたった今閉まったばかりなのを見る。右側の別の映画館の出口が、ゆっくりと閉まるところだ。
ヤンはドアの隙間から謎の人物の後ろ姿を垣間見る。その人間は手に一枚の茶封筒を持って、太ももを封筒で叩いている。ヤンは大股に彼を追う。
Sc:18A 時:夜 場所:映画館裏手 人:ラウ、ヤン
ヤンが映画館の出口の扉を開くと、謎の人物はもう裏手に歩き出しているところだ。ヤンは早足で後を追う。突然、ヤンの携帯電話が鳴り出す。ヤンは電話を耳に当てる。謎の人物はいまにも振り返りそうだ。ヤンは急いで電話をつかみ、背を向けて電話に出る。足を止めずに歩き続ける。
ディーロ:なぁ、ヤン兄貴! サムボスが戻って来いと言ってるぜ!
ヤン:すぐ戻る!
――「無間道前傳 劇本・編劇論述」より引用。
香港製DVDだと、こういうシーンです。壁が緑色だし、扉上に、確かに1の文字が!
あの緊迫感、さすがに真っ昼間には再現できません。こういうことになりました。
出口を出てすぐの辺り。
香港版DVDより。人影はラウ。
左のプレートにご注目。「海港城"B"変電站 HabourCity
"B"Station」とあります。
左上に、あのプレートとドアが。確かにヤンが歩いたあの場所でした!
さーてと、おなかが空いた〜。また廣東道に戻り、以前から入ってみたかったワンタンメン専門店に入った。…んー、あまり美味しくなかったなぁ、残念。
戻る道すがら、「新港戯院」という、いつもは洋画しか上映してないはずの映画館でも「無間道3:終極無間」のポスターが張られ、ディスプレイされているのに気づいた。これが拡大ロードショーってことかぁぁ!


通行人に不審な目を向けられながら撮りました 嘉禾港威戯院、負けてるじゃーん。ロケ地なんだから、もっと派手に飾らなきゃ〜。
さて、せっかくだからとHMV尖沙咀店であわただしく買い物。3階建てだったと記憶していたのに、3階部分が閉鎖され、洋楽売り場が拡張されて中華音楽・DVD売り場が減っているのに茫然とした。四大天王、どうした? サミーやアニタ・ムイら歌后は? Twinsが大判のCDアルバムを出しているのが目につく程度だ。DVD&VCDも少な過ぎる。いつもここで、何が出ているかチェックしてから、旺角で買っていたのに。いまやyesasia.comで買った方が得なのか?
とりあえず、出たばかりらしい「無間道」3部作サウンドトラック盤CDボックスをGET。他は様子見だ。
ホテルに戻って荷物を受け取り、日本人女性スタッフに「ここから香港島まで行くタクシーは拾えますか?」と聞いた。面食らった様子だったので、もういいやと思い、ドアボーイに頼んだ。タクシー運転手に「銅鑼湾まで行けるか?」と聞いてくれた。OKしてくれたので、さっそく乗り込む。いや、別に香港島側まで地下鉄に乗る方が安くつくのはわかってるんだけどね。どうしても車かバスに乗らないと完成できない潜入任務があったのだ。
運転手は「香港島まで行くタクシーはな、○車って言うんだ」と単語を教えてくれた。ありがたーい。こうしてよちよち歩きの幼児並みの広東語学習者は鍛えられていくのである。…が…忘れた。肝心のその単語をキレイに忘れた。書き留めないとすぐに忘れるんだよな… 。
尖沙咀東にタクシーは向かう。紅[碪カ]体育館の方角からぐるりと道路が回り、ようやく見えてきた海底トンネルの出入り口。すでにシートベルトは外し、デジカメはスイッチ入れて、膝の上に用意している。
あっ見えた! 「無間道3:終極無間」の巨大看板が!
必死に窓に張り付いて撮りまくる。運転手はどう思ったことだろう(^_^;)
そしてトンネルを抜け、無事、タクシーはサウスパシフィックホテルに到着した。料金+海底トンネル代+トランクに荷物を入れた代金+αを払い「釣りは要らない」と決める。そしてフロントでバウチャーを示してチェックイン。廊下の一番奥で、とっても明るい部屋だ。1人だから広さも申し分ない。机は少々狭いけど。あー、ようやく落ち着いたって感じだ〜!
荷物をほどき、携帯電話にACアダプターをつけて、香港人の友人にようやく連絡。明日会えることになった。さて、パソコンもつなげなきゃ…あれ? モデムがない。電話機のダイアルアップ用接続口さえない。事前にメールで「ブロードバンド接続はできるのか?」と質問したら「できる」とすぐに返信があったから、安心していたのに。
あちこち見て回り、たまりかねてフロントへ電話した。むちゃくちゃな英語と広東語を並べ「自分のパソコン、ある。接続、したい。インターネット。ブロードバンド、ある? ない?」と訴えると「ルームサービスに電話してくれ」という。食事の注文やクリーニングサービスじゃないのに、わかるかなぁ…とおそるおそる電話。何とか意志が通じたようで、まもなく係りの女の子がドアをノックした。手に持っているのはモデムだというのだが…で、でかい! ゲーム機かと思ったぐらいでかい。それのケーブルをテーブルの下にあるケーブルと接続……接続…もたもたしているので、思わず「こことここをつなぐんじゃない?」と手伝う。つながった。ノートPCとも、持参のLANケーブルで難なくつながった。ほっとした。
しばらくネットニュースをチェックしていたら、ドアをノックする音。中年男性スタッフが「ネットはつながりましたか?」と英語で聞いてくれた。「ハイッ、このとおり!」と見せると「そりゃよかった」と、安心したように帰って行った。
この時点で、当日のネットニュース「明報」の「追星族」ページをチェックしたおかげで、「地下鉄」時代広場イベントの直前に、トニー・レオンを至近距離で観られるチャンスがあるとわかるのだが…その後の話は「地下鉄」コーナーで、またね!
さて、次の潜入任務は…
・ウォンSir終焉、そしてヤンの人生に幕を引かれた因縁のビル下で黙祷せよ!
・「インファナル・アフェア」冒頭に登場する寺院へ参拝せよ!
である。乞うご期待。
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