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韓国MV事情

 90年代に香港や台湾の「本人出演MTV」を見たときもかなりびっくりしたが、韓国のミュージックビデオ(MV)は1995年頃から花盛りとなり今や世界でもトップクラスのクォリティーを誇るそうだ。但し通に言わせると「ドラマ仕立てのどのMVを見ても悲劇。何が何でもヒロインか相手役の男が死ぬ。どうあってもどっちかが死ぬ。ハッピーエンドは少ない。死なないと収まらないのが韓国人の”ロマン”らしい」という。

 1998年、チョ・ソンモがアルバム「TO HEAVEN」(何と香港や冬の札幌でロケ)でデビューする際、韓国では初めて有名芸能人を出演させ、映画のようにミュージックビデオを製作して話題を呼んだ。以降、多くの新人歌手たちが使ってきた手法が、ルックスやプロフィールを徹底的に隠してMTVだけで勝負するというもの。
 The Nameについても、公式にはその正体が明かされていない。後にチェ・ミンスク22歳と判明

 トニー出演の前にも、"韓流"の影響で香港芸能人が韓国MTVに出演した例はあった。
 人気俳優兼歌手のキム・ミンジョン金旻鍾のアルバム第6集「なぜ」(2000年3月発売)のMVには、スー・チー舒淇が共演したりしている。(リッチー・レン任賢齊も? 未確認)。
 2001年11月には、レスリーが韓国ミュージックビデオに出演するというニュースも流れた。シンガーソングライター”コスモス”(本名イムギフン)の哀切なバラード新曲「お前のため」だったのだが、これは常盤貴子と共演した「星月童話」の映像を編集してお茶を濁した代物だったとか。
 また今年、ミシェル・リー李嘉欣とレオン・ライ黎明は、韓国のコメディアンであるParkKyungRim(パク・キョンリム)のチャリティーCDのMVに出演した。2月末に撮影したはずなんだけど、えーと、どうなっちゃったでしょう?
 こうしたミュージックビデオはKMTVと、m.netなど音楽専門ケーブルテレビで流れるとのこと。

 3曲のミュージックビデオの制作に総15億ウォンをかけた女性歌手もいる。今回のThe Nameも、製作費が約5億ウォン(100万米ドル=1億1800万円?)という超大作。うちトニーの出演料が50万米ドル(約390万香港ドル)、この歌の広東語版や中国語版の版権を無料で提供するという噂。1千万香港ドルがあれば映画1本充分撮れるんだから、大掛かりなことは間違いない。

 韓国の歌手は1枚アルバムを出すと、タイトル曲を大々的に宣伝。これが日本で言うシングルリリースの代わりとなる。さらにアルバムからもう1曲を「後続曲」としてプロモーションする。こうして1枚のアルバムから数曲を出し終えると、通常その時点で“活動中断” 。歌番組で「告別ステージ」が用意され、宣伝活動を中断して次のアルバム準備に入り、ファンの前から姿を消す。そして新アルバムを発表する時に“カムバック”をするのだそう。歌番組で「カムバック・ステージ」を設け、ファンとの再会を果たすそうな。日本人から見ると、何ともドラマチック=大げさな商売しよんなあって気もするなあ。カムバックというからには、せめてレスリーぐらいの間を置いて(^_^;)

 

 


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