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公立病院に勤めるローレンス・チン(トニー・レオン)は脳外科医。数年前、同棲していた恋人が突然の交通事故のため脳死状態に陥るという悲劇を体験している。しかも彼女の友人とおぼしき人物から何度か電話がかかってくるのだが、正体がつかめない。刑事部罪案調査組警長の阿基こと陳柱基は、弟の死をローレンス医師のせいだと頑なに思い込んでいる。
ある日、親友の脳外科医ポール・フォン方至仁は病院近くの銀行に行き、産婦人科医のサマンサ施可曼と共に強盗事件に巻き込まれる。強盗は錯乱しガソリンを撒いて火をつけ、自らも大やけどを負った。ポールを心配し銀行に駆けつけたローレンスや救急治療室女医のヘレン洗偉南、サマンサは負傷者の手当てに奔走した。犯人も病院に収容され、若い救急治療室医師のアラン楊英明が治療に当たるが、手当ての甲斐なく彼は死亡した。
犯人の遺族は「犯罪者だからと医療の手を抜いたのでは」と疑い、医療過誤訴訟を起こそうとする。病院側の弁護士のフローラ・チェン程家勤はやり手だがセクシーな女。仕事の憂さを晴らすため蘭桂坊のバーに入り浸って男たちとの駆け引きを楽しんでいる。バーで彼女に心惹かれたトニーは彼女に接近してくる。だが彼の正体は、強盗の遺族側の弁護士だった。
ローレンスはガン患者にはっきりと告知するのが誠意だと信じている。だが妊婦の患者に脳腫瘍だ、最悪の場合あと2年の命だと告知したとき、彼女の夫は彼女を見捨てて他の女と駆け落ち。彼女は絶望して投身自殺を図る。命がけで彼女に近づき、説得するローレンスだった。
ポールには植物人間状態の入院患者で元の女友達ジャッキーがいる。昏睡状態の彼女に優しく話しかけるポール。病院理事長の小言を嫌ってジャッキーの病室に飛び込んだローレンス。何となく彼女に話し掛け、部屋を出ようとしたとき、ローレンスはジャッキーが自分をしっかりと見つめているのに気づいた。奇跡的に意識が戻ったのだ。
喜ぶポールだが、ジャッキーは以前の自分には戻りたくない、生まれ変わったつもりで生きたいと願う。退院した彼女は住処に困る。偶然彼女と出会ったローレンスは、しばらく自分の部屋に居候を許す。ジャッキーはローレンスの怠惰な生活態度をいさめ、ローレンスはとまどいながらも二人暮らしに馴染み始めた。
ローレンスとジャッキーの車にスポーツカーが強引にぶつかろうとする。カッとなったローレンスはスポーツカーを追ったが、車が横転しただけでまんまと逃げられてしまった。ジャッキーは彼に「電話の主の正体を突き止めよう」と誘い、電話の背後のざわめきをヒントにディスコに向かったが、ローレンスは過去を振り切る決心をした。
会計事務所に就職を決め、自立しようとしたジャッキーだが、その矢先に脳腫瘍を発病、街角で昏倒する。脳腫瘍の存在を告知するローレンス。二人は心身ともに結ばれた。
緊急手術はローレンスが執刀することになった。手術直前、ローレンスは彼女にカツラをプレゼントして励ます。彼女もまたローレンスに全面的な信頼を寄せた。アランが手術の助手を務める。いよいよ彼女の頭部が開かれる…。
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だが手術では、脳神経を傷つける危険性があるため腫瘍を全て除去しきれず、ローレンスは目覚めたジャッキーにそのことを告げる。ジャッキーは微笑み「手術前には二度と目覚められない覚悟もしていた。でもこうしてあなたを再び見られ、話すこともできた。それだけで満足よ」と告げる。
ジャッキーはローレンスに黙って退院し、外国へと旅立つ。彼女はローレンスに手紙を残し「このままでは再びあなたに、助けられなかったという心の傷を負わせてしまう。それがいやだから旅立つの、でもいつか全快して再会できる可能性だってある、それを信じたい」と書き残していた…。
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