Timeless Romance

 「花様年華」は往年の女性スター歌手、周[方旋]の歌の題名から取った。字面だけなら「花のように華やかなりし日々」という意味で、男性にも女性にも使える。だがこの歌の歌詞からとって、日本では映画宣伝のために「女性の最も美しいとき」という意味を付け足したんだと思う。

Timeless Romance Stuff&Actors

VCDジャケット。クリックすると原寸大で見られます。

香港上映期間:2000年9月29日〜11月29日 興収:866万3227香港ドル
プロデュース・監督・脚本:ウォン・カーワイ王家衛/撮影:クリストファー・ドイル杜可風、マーク・リー・ピンビン李屏寶/美術・編集:ウィリアム・チョン張叔平
キャスト:トニー・レオン(周慕雲)、マギー・チャン張曼玉(陳夫人・蘇麗珍)、ライ・チャン雷震(ホー社長)、レベッカ・パン潘迪華(ミセス・スーエン)、ポーリン・ソン孫佳君(周夫人)、ロイ・チョン張燿揚(陳)、スー・ピンラン蕭炳林(アーピン)、チャン・マンライ陳萬雷(周慕雲の家主)
2001年3月31日日本公開(配給:松竹)
1時間38分

Timeless Romance STORY

見つめるだけで生まれていくもの…

男は新聞社勤務のインテリ

二人は武侠小説を練りながら…

女の感情の堰が切れたとき、男は…

 62年、香港。新聞社勤務のチャウ・モーワン周慕雲は、妻と暮らすため上海人らが住むアパートに引っ越してきた。同じ日に引っ越してきたのは陳夫人のソー・ライチャン蘇麗珍。夫は日系企業に勤め、海外出張が多い。貿易会社の社長の秘書を務める彼女は、心ならずも社長の不倫を手助けしている。

  周はある日、妻と喧嘩した。妻はやがて陳と関係を持ち、日本に行ってしまった。伴侶の持ち物で裏切りに気づき、傷つく男女。伴侶の振る舞いを理解したいのか、復讐してやりたいのかわからないまま、二人は周囲の目を盗んで心を通わせる。

  周は陳夫人の助けを得て武侠小説を書き始め、執筆用にとホテルの一室を借りた。だが陳夫人はそこを訪れるのをためらう。周が欠勤を続けていることを知った陳夫人は、体調でも悪いのかと心配してホテルを訪れた。周は感謝し、微笑んで彼女を送り出す。

  周は友人の誘いでシンガポールの中華系新聞社に転職することを決めた。

  (もし、船の切符がもう一枚あれば、君は…あなたは…)。

  周は最後の賭けでホテルに陳夫人を呼び出すが、会えないまま二人は別れた。

 1年後、周はシンガポールの居室に誰かが入ったことに気づいた。それは陳夫人だった。だが彼女は部屋から職場の周に電話をかけただけで、黙って立ち去った…。

(下の色文字をクリックすると、ラストまで読めます。もう一度クリックするとラスト部分が消えます。)

Timeless Romance View Point

・ポマードできっちりと髪を固めたトニーは、たえず微笑みを絶やさないが心に鎧をつけ、虚無感を漂わせるインテリの憂愁を見事に演じきった。
・ 第53回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。”香港人初のカンヌ影帝”として一躍もてはやされるが、バッシングもすごかった。ワールド・プロモーション・ツアーに狩り出されたが、体調を崩し満身創痍。マギーとの不倫疑惑、カリーナとの関係悪化?、ゴシップ誌の執拗なストーキングなど、芸能人の宿命を一身に背負って、男トニーよどこに行く……と心配してたら「英雄」でまたマギーと共演…。

 いま来たページに戻る