|
|
|
|
1998年作品 第51回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア |
| |
| 19世紀末の清朝末期、上海の娼館は高級官僚も足を運ぶ社交の場となっていた。遊女らは日本の花魁のように、必ずしも金だけで買えず、愛情を勝ち取るにはさまざまな規範に従い、何度も足を運ばなければならなかった。両親の命令で早くに結婚した当時の男性にとって、娼館だけが恋愛の許される空間だったのだ。 広州から赴任してきたエリート官僚の王老爺も沈小紅を愛していたが、小紅の気位の高さに耐え切れず、恵貞のもとに通い始めていた。面子を潰されたと小紅の付き人の阿珠(リー・ユウミン李玉明)が王をなじる。いつも不機嫌な小紅に王は悩み苦しむ。 ある日、泥酔し、衝動的に小紅のもとに向かった王は、若い男と寝ている小紅を見て衝撃を受けた。彼は部屋中のものを壊して立ち去った。王は恵貞を妾に迎えようと決意した。だが友人がとりなし、再び王は小紅に会った。小紅は「あなたに捨てられては、私は生きてはいけません」と告白した。だが王は無関心を装った。 広州に栄転することになった王のため、友人らが宴席を設けた。彼は恵貞を妾に迎えたのに、彼女は王の甥と関係を持ってしまい、彼女を追い出したのだった。小紅の付き人だった阿珠に、小紅の近況を聞く王だった。 |
| |
|
・トニーやカリーナら俳優も一種の調度品≠ニ化して、侯孝賢独自の絢爛たる中華世界を現出させた作品。しかし一体全体、こんなに描き甲斐のある題材で、ふんだんに日本の資金を使えて、どうしてこんなにも解りにくくとっつきにくく眠気を催すように作れるんだろう。その才能には感服するばかりだ。二度目に見たときは、悪いけどトニーの出番以外はほとんど眠ってしまった。もしも五社英雄監督なら「鬼龍院花子の生涯」ぐらい、わかりやすくけれん味たっぷりに見せてくれただろうに。 |