'97 Aces Go Places
元はサミュエル・ホイ許冠傑主演で大ヒットを飛ばした最佳拍[木當](チョイカーパットン、最高のコンビ)シリーズを、なぜかいまさら現代的に焼き直そうと考えたらしい。版権の関係か最佳拍[木當]をタイトルにそのまま使えず、似た発音の酔街拍[木當](チョイガイパットン、酔いどれ町のコンビ)というタイトルになった。つまりチョイカーパットンチーチョイガイパットンと発音するわけ…早口言葉みたい(^_^;)

97 Aces Go Places Stuff&actors

VCDジャケット

香港上映期間:1997年6月21日〜7月9日 19日間 興収:1074万5995香港ドル
プロデュース:
レイモンド・ウォン黄百鳴/監督:チン・カーロク錢嘉樂/脚本:レイモンド・ウォン黄百鳴/撮影:邱禮濤/美術:ネルソン・チョン張學潤/アクション指導:チン・カーロッ銭嘉樂、易天雄、黄偉輝
キャスト:アラン・タム譚詠麟(浩式)、トニー・レオン(酔鎗)、クリスティ・チョン鍾麗[糸是](萬玲)、ン・ジャンユー呉鎭宇(雷雨揚)、マリア・コルデロ(マリア)、雷宇揚(鎭宇)、チャン・ホー陳豪(王八)

97 Aces Go Places STORY
 李麗珊(ミス香港の美女の名前)と名乗って大ボス雷雨揚の元へ名画を持ち込むセクシー美女、萬玲。彼女は見事100万香港ドルを騙し取った。怒る雷は、手下に彼女の行方を探させる。
 一方、マフィアのボスの葬式の日。未亡人のマリアは一人息子の浩式の到着を喜ぶ。浩式が後を継ぐには父の仇を討つのが条件だと幹部に言われた。困り果てる彼に、母は全世界で最も有名なスナイパーを師匠につけてやると宣言した。その男は酔鎗=iチョイガイ、酔いどれ銃)。酔えば百発百中の、大酒飲みだ。

 ”父の仇の女”とは萬玲のことだった。彼女を見つけ出した酔鎗だが、浩式には美しく理想の女である彼女が撃てない。萬玲には目の前で両親を殺されたショックで知的障害者となった姉、萬莉がいた。養護施設に姉を訪問した萬玲。そこに襲ってきた鎭宇ら。とっさに萬玲は萬莉を連れて浩式たちの車に逃げ込んだ。カーチェイスの果て、4人はあるホテルに投宿した。ところが彼らの部屋の向かいには、偶然にも雷雨楊とその一味が泊まっていた。さっそく部屋に忍び込んだ手下の鎭宇と王八は、酔鎗に耳を吹き飛ばされ、泣き泣き逃げ帰った。

 マリアママが雷に拉致されたことを知って、仕返しを目論む三人。雷お抱えのピアニストに扮した酔槍、ウェイターやトイレ管理人に成りすました萬玲と浩式。雷は生牡蠣が当たってトイレに駆け込み、便器ごと縛られ街中を引きずり回された。
 翌日、工事現場でマリアママと雷の交換が始まったが、たちまち銃撃戦に突入した。浩式や酔鎗は現場にあったダイナマイトで悪漢どもを吹き飛ばしていき、ようやく警察が駆けつけた。そこで初めて浩式らは、酔鎗の正体が特殊部隊の潜入捜査官・阿昌だったことを知った。
 事件が解決、萬莉も正気に戻り、祝杯を上げる4人。そこに殺し屋らを伴って雷が復讐にやって来た。殺し屋どもは萬玲と浩式との連携プレイで倒すことが出来た。ゴミ箱に潜りこんだ雷も、手榴弾を食らってあえなくダウン。
  「いろいろ教わった、感謝するよ。僕は同性愛ではないけど、感謝のキッスを」と浩式に抱きつかれてうわああ!という顔になる酔鎗だった。
97 Aces Go Places view point

・元ネタの大人気映画、最佳拍[木當]シリーズは、子供時代にテレビで見た記憶がうっすらとあるだけ。サミュエル・ホイの他は強烈な個性の持ち主がそろっていて、シルヴィア・チャンが男勝りの女刑事で、太ももに拳銃ホルダーを装着して、やたらぶっ放していたのがカッコよかったような気がする。で、このアラン&トニー版でも、トホホ男コンビよりもクリスティのお色気むんむんアクションにおっちゃんがウハウハいうための映画になってしまった。この映画で監督デビューを飾った銭嘉樂ちゃん、可哀想…。

・正直言って、何でアラン・タム校長とトニーを組ませようと製作者が考えたのか、何でこういう中途半端なキャラクター設定で笑いを取れると考えたのか、さっぱり製作者サイドの事情が読めない。わざわざ悪役のン・ジャンユー呉鎭宇と雷宇揚の役名を交換させた意図もわからん。内輪受け?

 
と思ったら、あーもう終わってると前から呆れていたレイモンド・旧正月映画・ウォン黄百鳴がプロデューサーだったか。面白くなるわけないよなあ。

・いちばんイヤーな気分になったのは、クリスティの姉を知的障害者にして笑いを取ろうとしたこと。この女優が天地真理そっくりなんだわどういうわけか。クリスティに全然似てないし、どうしてこの女を起用したわけ? 体はオトナ、おつむは赤ちゃん同様、ってそんなに男性にとってウハウハなわけえ?

・ 律儀なトニーはこのおバカ映画の撮影のために、危うく「ブエノスアイレス」で招待されたカンヌ映画祭行きを断念するところだった。そりゃーカンヌに行くべきでしょう、たとえ受賞できなかったとしても!
・で、「ブエノスアイレス」のパロディシーンって、どこだっけか?

 いま来たページに戻る