|
|
最初のタイトルは「二人三足」だった。多分、日本でいう”二人三脚”のこと。「情人知己」はサリー・イップ葉倩文のヒット曲のタイトル。配給側の圧力で、話題作りに改名したんだろうな。 |
|
|
|
ビリーこと林大志は、中国名とは裏腹にぐうたらで怠惰な男。小さなゲームソフト販売店務めで、日がな小学生らと「ストリート・ファイター2」対決をしている。同棲中のリタはカラオケクラブのフロアマネジャーとして働いている。だが彼女はついに、ビリーのいい加減さに愛想をつかして出て行った。
ビリーは友人とカラオケクラブへ。いちゃついた相手は出稼ぎ大陸人をアゴで使うマフィアの下っ端、威の情婦だった。威と争ううちに相手を瓶で殴り、怪我を負わせてしまったビリー。手下どもが彼のアパートに乱入し、2日以内に慰謝料として10万香港ドルを用意するよう言い渡した。ビリーの監視役として部屋に残った小平。ビリーは小平と金策のため友人や家族のもとを訪れるが、遊び友達は頼りにならず、厳格な元警官の父は借金の話に激怒。果物ナイフを振り回して小平の腕を傷つけてしまった。 「補血」のために小食堂で一緒に食事を取った2人。父親のことをぼやいたビリーに、小平は自分の父親は文化大革命で囚われたショックで、以後はボケてしまったと打ち明けた。大陸から出稼ぎに来た彼には、従妹を呼び寄せて結婚する夢があった。 ビリーが続いて訪れたのは、セックスフレンド・ジェニーの家。彼女はビリーの申し出に興ざめ。「10万? あんたにその値打ちがあるっていうの?」と言い放つ。さらに、キャンデーをくすねた小平を泥棒呼ばわりしたため、小平が激怒。言い募る彼をなだめようとするビリー。ジェニーはあきれて10万ドルの小切手を切り、二人を追い返した。 ビリーはリタが働くカラオケクラブに向かった。するとリタはホステスになっていた。ショックを受けたビリーは彼女をなじるが、リタは恨みがましい目でビリーを見返した。「男は外に30人以上いて、みんな私を好きで、お金だってくれる。あんたはサイテー男!」と罵られ、二人は店から放り出された。 酔っ払い、建設中の高架道路に上って歌い踊るヤケッパチのビリー。小平が必死になだめるが、ビリーはついに泣き出した。 翌朝、2人は広州からの列車が入るKCRの駅へ。小平の従妹、阿静がやって来たが、彼女は夫と一緒。2日後には米国に移民すると小平に告げた。ショックの小平は海に飛び込み、助けようとビリーも飛び込み、二人はずぶ濡れに。 ビリーは阿静に小平の片想いを伝え、二人を会わせた。小平は涙をこらえて彼女を祝福し送り出した。そこへ威と手下が押し寄せてきた。ビリーが差し出したジェニーの小切手は、海水に濡れインクが薄れて役に立たない。小平は誤って威を突き飛ばして怪我させてしまった。あわてて逃げる2人。危うく難を逃れたが、威からビリーに呼び出しが入った。逃げてばかりいると家族に危害を加えるというのだ。どうするどうなるビリー? (下の色文字をクリックすると、ラストまで読めます。
もう一度クリックするとラスト部分が消えます。)
知らずばおれまいラストまで! |
|
|
|
・雑誌「電影双週刊」の制作中リストに「二人三足」のタイトルでずっと載っていて、なかなか公開されなかったので、このままお蔵入りになるのかと心配した。見始めたときは見慣れない黄子華に(ちぇっ、こんな地味で冴えない男とトニーがカップリングされても嬉しくないわ)と思っていたのに、ラストには心からしみじみし、演技派トニーと互角に勝負した相棒役の役者を賞賛したくなっていた。後からその”地味で冴えない男”ウォン・ジーワー黄子華がスタンダップ・コメディーなどでめきめき有名になってブレイクしたので、すっかり不明を恥じている。この作品は黄子華の脚本でもあるんだな。 |