有質感 才有時尚 質感こそがファッショナブル

南京に本拠地を置く
熊猫電子集団有限公司(PEG)は、1936年創業の元テレビメーカー。いまや中国トップ3に入る優良企業で、上海と香港で株を上場しています。
子会社の
南京熊猫移動通信設備有限公司は中国で最も早く携帯電話を生産し、98年にスウェーデンのエリクソンと合弁で工場を設立しています。
そのPANDAが、エリートビジネスマン向けに独自に研究・開発して2003年3月に発売した携帯電話がGM800。シルバーまたはブラックのボディにクールなブラックのロゴ。65536色のTFTカラー液晶画面、40和音の着信メロディ、スケジュール表に電卓、単位換算機能、パスワード機能、世界時間表示、アドレス帳は200アドレス記録可能、ワールドカップゲームなどゲーム機能が2種類、待ち受け時間100時間と、派手さはないけど機能的な携帯電話に仕上がっています。
南京熊猫移動通信設備有限公司が、ジェット・トーンの中国における子会社「人民舞台芸人公司」に折衝し、トニーにイメージモデルを依頼したのは2003年初め。当時、中国では携帯電話のイメージモデル=女性スターという風潮で、男性スターが起用されたのは極めて珍しいことでした。同社では、熊猫はブランドとしては古いものの、カラー携帯電話自体は1年前から発売し始めた後発。トニーもキャリアは長いものの、ここ数年に一気に花開いたことを熊猫ブランドとの共通点として、トニーに白羽の矢を立てたようです。。また熊猫の携帯電話は一般の若者向けでオモチャっぽい他社の製品とは一味違い、ビジネスマンや裕福な学生向けにハイクオリティ&エレガントを目指すことから、国際級スターであるトニーにイメージがぴったりとも見込まれた様子です。
トニーのマネージメントを務めるジャッキー・パン彭綺華女史は「トニーはイメージモデルを務めるブランドには、とても厳格な要求をします。だから彼が出演する広告は少ないのです」と明言。そこで同社は2ヶ月近くに渡ってトニーにプレゼンテーションをかけ、中国携帯電話業界の事情を説明し、香港の株式市場上場を果たし、多くの製品を香港に持ち込んでトニーに手にとってもらい、気に入ってもらうよう務めたそうです。
熊猫ブランドはCCTV中央電視台の有力スポンサーでもあり、このCMは頻繁にCCTVで放送されました。また同社はトニー主演の映画「HERO
英雄」でもオフィシャルスポンサーの一つとなりました。
いったん引き受けると、縁を大事にするのがトニー。トニーは香港の携帯電話販売店のメッカ・旺角「先達広場」などで最新携帯電話店をあちこち見て回り、このGM800が約4500香港ドルで売られているのを確かめたそうです。トニーがすぐに電話で南京熊猫移動通信設備有限公司の総経理にそれを話すと「残念ながら、うちでは正式に香港に輸出してはいないんです。おそらくそれは"水貨"=並行輸入品ですね。でもうちの製品についてそんなにも関心を持ってくださってありがとうございます」と感謝されたそうです。トニーは笑って「イメージモデルだけじゃなくて、僕はあなたがたの潜入捜査も手伝いますよ」なんて冗談を言ったとか…。
実際のCM映像は、
http://www.pmc.net.cn/advertisment/ad.htm
から、リアルプレイヤーで見られます。表の下から4つめまでがトニー出演バージョンです。
このCMのディレクターには、韓国のCha Eun-Teak車銀沢が起用されました。彼は韓国で2002年にトニーが撮影したMTV「
名字The
Name」のディレクターでもあり、2000年度の韓国の広告賞や2001年のニューヨーク映画祭CM部門金賞(ソニーのビデオカメラ)など、国際的な広告賞を何度も受賞している実力派。その映像感覚を高く評価したトニーが、熊猫に推薦したのでした。
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